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ココカラフル卒業生ブログ

ココカラフルのブログでは、卒業生の声をご紹介しています。

ココカラフルに少しでも関心を持って、このブログを読んでくださっているあなたに

ぜひ、リアルな声が届きますように。

 

—――

 

旅立ちの春を迎え、日増しにあたたかさを感じています。

私は、2025年3月を持ちまして、ココカラフルを卒業することとなりました。

 

一年半ほど通わせていただいた中で、何より学んだことがあります。

それは、一人で全てを抱え込むという選択以外にも道があるということです。

 

人によっては、当たり前の事実かもしれません。

 

それでも私は今まで、悩みも辛さも苦手分野も、

全部一人でどうにかしなくてはと思って自分を追い詰めていて、

無理をしている自覚もなく、ずっと生きてきました。

 

完璧な人間になるなんて、そんなことは現実的に不可能です。

だからこそ、その理想と自分の現在位置との狭間で、

足りない自分を責め続ける日々を送ってきました。

 

そうしていく内にできあがったのが、全てが怖くなり、無気力になり、

何にも挑めず拒めない、受け身の自分でした。



そんな中で、支援員さんや利用者の方々はいつも私に

「一人で背負い込まなくても良いからね」と声をかけ続けてくれていました。

 

それでも私は、一人で背負い込まないことを選んだ先にある、

誰かに負担をかけるという道を歩くことがとても怖く、

頂いた言葉をなかなか信じることができませんでした。

 

そんな難しい自分を、ココカラフルの皆さんは穏やかに受け止めてくれました。

人の言葉を信じることができなかった私が、自分でそのことに気付けるように、

行動や体験の場を与え続けてくれました。



また、私は文章を書くことが苦手です。

以前の職場で、上司の方に、自分の文章についての批判を受け続けたことがきっかけとなり、

それからは、自分の気持ちを考えて纏めて誰かに伝えるという行為がとても怖くなりました。

 

今書いている中でも、お恥ずかしながら緊張で頭が固まっています。

そんな、とても怖くて緊張しているという素直な自分を許してあげられるようになったのも本当に最近で、

それでも文章を書くことを選んだ自分を称えてあげられるようになったのも最近です。

 

何かが怖い。何かが苦手。

大なり小なり誰しもが持っている感情だと思います。

ココカラフルの皆さんは、その一つ一つの感情を否定せず、私以上に私の目線に立って、

急かすことなく、進む方向も進み方も一緒に考え続けてくださいました。

 

この一年半で、自分の弱さを認めて受け入れる勇気を、

その先にある拓けた景色を、沢山知ることができました。

弱い自分を責めているままでは決して見えなかったものです。

 

ココカラフルは、怖いものは怖いままで、

不完全なままで、そんな自分を受け入れて、

それでも進むことを、どこまでも親身に応援してくれる場所だと思います。

 

一年半の間、本当にお世話になりました。

 

—――

 

〈担当支援員の言葉〉

卒業おめでとうございます。

担当支援員になってから一年、最初はいっしょになっていっぱい苦労しましたね。

 

自分がやりたいと思って行動した事もいろいろ問題が起きて、

一個一個色々話して、対策を考え、いろんなことを努力してきましたね。

その結果が今の就職に実っているのだと思います。

 

なにより堅実に自分の努力できる事を一個一個やっていき、

自分のやり方を一緒に見つけてきた事、

そして、自分に合ったまわりへの頼り方を実践し、

人と比べなくてもいいんだという事をずっとやり続けた、

その成果がとても大きかったと思います。

 

ここまで積み上げてきたものをさらに活かして、さらなる明るい未来を自分で作っていってください。

しあわせな未来をこころより願っています。

 

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