ココカラフル卒業生ブログ

ついに東海地方も梅雨入りしましたね。
じめじめとした空気に負けないよう、でも頑張りすぎることなく乗り切っていきましょう!
さて、ココカラフルのブログでは、前回に引き続き卒業生の言葉を紹介しています。
ココカラフルが気になっているあなたに、リアルな声が届きますように。
それでは、ぜひご覧ください。
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<卒業生の言葉>
向暑の候、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
この度、私は就職が決まり、ココ・カラ・フルを卒業することとなりました。
気が付いたら私の中でココカラフルで過ごした時間は宝物になっていました。
就職はすごく嬉しいのに、同じくらい寂しい気持ちになってしまう。
楽しかったことも嬉しかったことも悲しかったこともムカついたことも、
全部がキラキラしていて彩りに溢れた毎日でした。
よく卒業式で泣いている子を見かける度に、そんな泣くほどのことかな?と思っていたのですが、
自分が同じ立場になった今、その気持ちがよくわかりました。
これは泣いてしまうやつです(笑)
これがカリキュラムで学んだ、相手の立場に立って考えてみる、
他者理解に繋がる云々と良い感じのことに繋げた方がいいのかなと思いましたが、やめておきます。
というのも、実は、私にとって明確に卒業だー!と自分で言い切ることができるのはココカラフルが初めてで。
まさかこんな気持ちになるとは通所を始めた当初は思いもしませんでした。
それくらいたくさんの貴重でかけがえのない経験をすることができました。
ココカラフルに来てよかったことは何?とよく聞かれます。
私がココカラフルに来てよかったことは、自分を好きになれたことです。
アセスメント、個人・集団カリキュラム、支援員さんと利用者さんたちとの何気なくした会話。
たくさんの、本当にたくさんの経験を通じて、私は自分と向き合い、自分を認めて、
自分で自分を安心させることができるようになりました。
自分で決めて、考えて、自分の足で自信を持って歩きだせるようになりました。
悩んで、壁にぶつかって、逃げたくなっても、それでも一歩ずつ一歩ずつ、
諦めずに前に向かって歩いて行くことができるようになりました。
ふと歩いてきた道を振り返った時に、今までの私と経験が背中を押してくれる。
これまでがあったから今がある。
そう思えるようになりました。
そう思えるようになったココカラフルは不思議と安心する場所でした。
選んだきっかけは、直感です。
って、思ってたんですけど、頑張って記憶を遡りました。
見学の際に、私、個人を見て話をしてくれた。
たったそれだけです。単純だと思うでしょう?単純なんですよ。
そんな単純なことが私はとても嬉しかったのです。
それは通所を始めてからも変わりませんでした。
ココカラフルは担当支援員制が大きな魅力の一つだと思っています。
その担当支援員さんを中心に、支援員さん全員で私個人を見て話を聞いてくれました。
どんな些細なことでも褒めてくれて、挑戦したいと言った時には全力で応援してくれて、
成功した時には一緒に喜んでくれて、失敗した時には出来たことにまず目を向けてから
次に活かせる方法を一緒に考えてくれました。
悩んでる時も落ち込んでる時も考えすぎて話が聞けなくなってしまっている時も、
私の気持ちを尊重して、ペースを合わせて寄り添ってくれました。
私よりも私の可能性を信じてないか?と勘違いしそうになるくらいに優しくて暖かい人たちです。
それは利用者さんたちもおんなじで。
性別も年齢も個性も何もかもが違う人たちと会話をしている中で、さらーっと、
私を優しいだとか、愛があるだとか、凄いだとか、そのままで大丈夫だとか、
自分では嫌いなところをそこが良いところなんだよとか、エトセトラエトセトラ。
あげだしたらキリがないし、「その言葉はそっくりそのままお返しします!」
って言いたくなるくらいに優しくて暖かい人たちです。
知らなかったこと、やったことなかったこと、自分とは違った物の見方、
コミュニケーションを通してたくさんのことを学ぶことができました。
そんなこんなで私の世界はココカラフルを利用した約一年半であっという間に広がりました。
遅れてやってきた成長期のようです。
世界が広がったら、なんとびっくり。
一生付き合っていくんだろうなと覚悟していたのに、我慢しすぎなくていいんだ。
そんな何でもかんでも頑張らなくてもいいんだ。
誰かに頼っていいんだ。抱え込まなくていいんだ。と、
力の抜き方とブレーキの掛け方までなんとなく理解できるようになってしまいました。
そんな安心できる場所でたくさんの優しい人たちと過ごせたことで、私は自信を持って前に進むことができました。
何もかも不安で心配だった私が今を見つめて、少しずつでも前に進んでいる実感が持てるようになりました。
就職活動での履歴書と職務経歴書を自分の言葉で自信を持って書けるようになりました。
面接でも特性や配慮事項、自己PR、質問に対して自分の言葉で自信を持って説明できるようになりました。
そして、自分で行きたいと思えた会社に内定をいただき、就職が決まりました。嬉しいー!
新生活への不安や心配、緊張はもちろんあります。
でも、なーんか大丈夫な気がします。
この大丈夫って言葉は私が世界で一番信用していなかった言葉です。それを自分自身に言えるくらいなので。
このブログは勝手に個人的な卒業式を兼ねています。
そこで、この言葉を自分に贈りたいと思います。
祝!卒業〜!よく頑張りました!もう大丈夫!
本当にたくさんの経験をさせていただきました。
ココカラフルで過ごした日々は私の宝物です!
ありがとうございました!
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<担当支援員からの言葉>
たくさんの想いを綴ってくれてありがとうございます。
読み終わった今は感情が溢れていて、言葉にならないとはまさにこのことで、何を書けばいいのやら…
と言って終わらせたいですが、ご本人に怒られる(笑)ので私も頑張って書きます。
ここまで来るのに、様々なドラマがありましたね。
楽しいだけではなく、辛い日々を何度も越えてきました。
どんな時であっても、自身と向き合い決して逃げなかった。
その努力があったからこそ、心から行きたいと思える会社と巡り合えた。
これは紛れもない真実です。
そして、、、
と書きたいところですが、歯止めが利かなくなりそうなので、この場では以上にしておきます。
(冒頭で「言葉にならない」と綴った感情はどこへ行ったのやら)
自分を信じられる強さを持てたから、今後はもう大丈夫。
ご卒業、本当におめでとうございます!!