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集団カリキュラム紹介「ビジネススキル」

ブログをご覧の皆さんこんにちは。
職業指導員の古布(こふ)です。
現在の時刻はお昼の13時半、昼食後の眠気と闘いながらこのブログを書いています。

さて、今回はココ・カラ・フルの集団カリキュラムで何を実施しているの?という事から、職員1人1人が記載していますのでまとめて見てもらえると嬉しいです。
私から紹介させて頂きたい集団カリキュラムのテーマは「ビジネススキル」です。

■ビジネススキルとは
働くうえで必要な能力のこと。 オフィスワークで必須といわれるパソコンスキルはもちろんのこと、コミュニケーション能力や各業務で必要な専門的知識などもビジネススキルです。

この中からビジネス上のコミュニケーション能力に関して、あいさつや名刺交換、言葉遣いや相づち等いろいろあると思います。
今回は、重要視される事が多い「報告・連絡・相談(質問)」について記載していきたいと思います。

<報告・連絡・相談(質問)とは>
●報告
仕事の進捗状況や、業務における結果や成果などを他者へ伝えること

●連絡
業務に関連する情報や、自分のスケジュールなどを他者へ伝えること

●相談(質問)
業務において質問や不明点、トラブルなどが発生したときに、先輩社員等からアドバイスを聞くこと

この3つはビジネスにおいて必須とされていますが、実際は苦手としている人が多い印象です。
報告・連絡・相談(質問)をおこなう際は、要件を伝えたり相手とのコミュニケーションが必要になり、対面での会話が苦手な人は、心理的な負担になっている事が要因としてあります。
対面で会話をする必要のないメールやチャットを使うことで、この負担を減らせる可能性はありますが、就労先の環境を限定する事になり得るため就労移行を利用している間に解消を目的として取り組んでいきます。
※利用者様の状況によって、対面での会話以外での方法も確立していきますので、必ず対面で行えるようにならなければならないという事ではありません。

では、集団カリキュラムでどのように上記の問題を解決していくのかという事ですが、相談(質問)を例にあげるとココ・カラ・フルでは「カードゲーム」を用いた訓練も提供しています。

例として「黄金体験」というカードゲームを紹介します。
このカードゲームは、親となる1人がテーマの書かれたカードを1枚引き、そのテーマに沿った自身の思い出を頭の中に思い浮かべます。
子となる他の参加者は、親が思い浮かべた思い出を質問を通して解明し、カードに書かれたテーマが何かを当てるというゲームです。
※厳密には勝ち負けもルールとしてありますが、ココ・カラ・フルでは除外しています。

★例)
①親が「ジョギング/マラソンをした」というテーマのカードを引き、最近、健康のためにジョギングを始めたというエピソードを思い浮かべる
②子はそのエピソードを解き明かしカードに書かれたテーマを当てるために質問を繰り返す
③子:「それは体を動かす事ですか?」→親:「はい」
④子:「それは球技ですか?」→親:「いいえ」
⑤子:「それは室内外どちらでもできますか?」→親:「はい」

というように、子は質問を繰り返していきます。
このメリットは、カリキュラムで出た結果(例えばタイピング練習において「HとJ」の入力ミスが多い場合の対策法)を、相談(質問)が苦手な方がいきなり実施する事は難しいため、ゲーム形式で相談(質問)を体験する事で、他者との関わりのハードルを下げるという効果が見込まれます。

このように、利用者様の状況に応じて参加しやすい環境を提供する事で、楽しみながら習得していける環境構築に努めています。
実際に参加している利用者様には、普段は笑顔が少なく緊張しやすい方にも笑顔が多くみられることから楽しんでいただけているのではないかと感じています。

他にも質問力を上げるために「水平思考ゲーム」をするなど、様々なゲームを実施しています。
もちろん体験利用時にも集団カリキュラムに参加可能です。
実施スケジュールがありますので、事前に問い合わせ頂くことをお勧めいたします。
※集団カリキュラムは強制参加ではなく、完全希望性となりますので、個別カリキュラムで進めていきたいと考えている利用者様にも上記内容の提供が可能です。

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