寒風の冷たさが身にしみる頃となりました。
2025年は平年より一層夏が長かったため、なんとなくまだ秋くらいだと感じてしまいます。
さてそんな折、私はこのココカラフルでの通常の通所を終え、
トライアル雇用へと移行することになりました。
学校風に言い換えれば「卒業」をするということです。
実際は少し違うのですが。
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思えばこの2年間は、人生で最も大きい転換点だったと言っても過言ではないでしょう。
─── 自分は他の人にはあるだろうパワーが圧倒的に足りていない。
そして、どうしようもなく心身ともに虚弱 ───
そう思って、ずっと自分を虐めていました。
どうしても苦しくなって、他の人に助けを求めていました。
でもみんな、最後にはこのような言葉を投げかけてくるのです。
「若いから大丈夫」「もっと世界には酷い状況の人が大勢いる」
「俺の方が辛い」「あなたの努力が足りない」「健康になる気あるの?」
直接言葉としては投げかけてこなくても、
態度や表情でそういう雰囲気を感じ取りながら生きていました。
今振り返ってみると、実際はどうだったかはわかりません。
でも、周りには本当の意味での味方はいないとひしひしと感じていました。
そう感じるしかなかったし、
自分と外部、つまり全てを敵にするしか自分を守る術がなかったのです。
「ココカラフルの支援員さんや利用者さんが私の味方」
……という話に持っていきたいわけではなく。
ココカラフルでは、「自分の味方は自分である」と信じられる手伝いをしていただいたように思います。
わかりやすく言い換えると、「自己理解」「自己受容」の手伝いです。
どのように信じられるようになったか、は書くと長くなってしまいそうなので省略します。
しかし、自分の味方は自分。
そう思えば、自ずと自分の往く道は自分で決められるようになります。
そして、いつしか周りの空気感も軟化していきます。
はたから見れば、マイナスをゼロに戻せただけなのかもしれない。
でも、私にとっては、確かに意味のある2年だったと思います。
道半ばではありますが、これからも自分を信じていきます。
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卒業。
卒業式があるわけでも、卒業生を送る会があるわけでもないので、
これから卒業するんだという実感は、正直言ってかなり薄いです。
しかし、ここである意味一区切りであることは変わりないため、
(送辞はありませんが…)このブログを「答辞」として残します。
いままでありがとうございました。
そして、これからもよろしくお願いします。
これからココカラフルに来る方たちへ。
自分の味方は自分だと思える日が、あなた達にも訪れますように。
【担当支援員の言葉】
遂に卒業の日が来ましたね。
この2年間、本当に色々なことがありました。
書いてくれたように、「自己理解」「自己受容」が進んだことで
自身の考えや周囲への感じ方が大きく変化できたのだと思います。
支援員の力なんて微々たるもので、
進むための一歩を勇気出して踏み出したこと、
そしてこの環境を選んだことが、
今という未来に辿りつけた勝因です。
そう、すべては自身で選択してきた結果です。
これからは自信を持って自己選択していってください。
「自」分を「信」じることが「自信」です。
卒業と言いつつも、関わり方が変わるだけなので、
迷ったときはいつでも相談してくださいね。
これからも共に成長していきましょう。