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卒業生の声

今年も酷暑の季節がやってまいりました。
大学生の方はそろそろ内定が決まり始める頃ですが、私も採用が決まりました。
失業してから1年半ほど通い続けたこの事業所を卒業する日が来ました。

私は大学卒業後、福祉施設の勤務、工場勤務をしておりましたが、
人間関係のトラブルや疲れを抱え込んで辞めてしまうという状態でした。
なかなか自分から相談するのが苦手で、2社目の会社では、
「そんなこと相談してくれれば良かったのに」と言われたほどでした。

また、私は大学在学中に障害を診断されたのですが、
その時から、「自分はコミュニケーションが苦手なんだ」と思い込んでしまっていました。
その結果、コミュニケーションに対して自信が持てず、
一時期は周囲の人とどうコミュニケーションを取ればいいのかがわからず、
黙り込んでしまうという時もありました。

そんな私ですが、この事業所でしていただいた訓練のおかげもあり、
「どう相談すればいいのか」ということが分かるようになってきました。
また、支援員の方が見守って、時にはアドバイスしていただけることで、
「コミュニケーションの路上教習」が出来て、自分のコミュニケーションの取り方に自信を持てるようになりました。

また、診断はされたものの、自分の障害特性が分かっていないという部分がありました。
そのため、通い始めて半年くらいの時に面接会があったのですが、
自分の障害特性や配慮事項についてしっくりくる説明ができないという状態になっていました。
ここ、ココ・カラ・フルにはアセスメントをじっくり行った上で、
個々の利用者の方の特性に合った職業を提案するという特色があります。
私の場合ですと、頭で分かっていても具体的な特性を想像するのが苦手な部分がありまして、
「自分の障害特性を体感で理解できるようにする」という私に合わせた支援をしていただけました。
おかげさまで、現在では自分の障害特性についてしっくりくる説明ができるようになり、
自信を持てるようになりました。

就職や転職では、「自己分析」「自己理解」が兎角重要だと言われます。
それは、「自分に合った会社」が探せるようになることで、
長く勤めることができるようになるからです。
「自分探しの旅」とはよく言うものですが、
私のこの事業所での体験は、まさに「自分の人となり」を理解する旅路でした。
私自身もその旅路を通して、「自分に合いそうな会社」を見つけることができました。
そこにはもちろん、ココ・カラ・フルの皆さん(支援員の方だけでなく利用者の方も)の
手助けがあったから、旅路を進むことができたのだと思っています。

よく「自分探しの旅」というと一人きりの旅路を想像してしまいがちですが、
例えば、乗る列車が分からなければ駅員さんに訊くように、
他の方を頼ってもいいのだと思います。
皆さんも頼れる方には頼って旅路を進んでいただければと思います。
一人きりで無理して頑張るよりもいい結果が待っていると私は思います。

以上で私からのメッセージを締めくくらせていただきたいと思います。

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この方は、生活リズムがなかなか安定せず、朝起きてからの
体調不良が多い方でした。
なので、就職先も最初は13:00~で
徐々に増やしていくところに決めました。


ココ・カラ・フルでは、就労を考えている方に向け
幅広い訓練を通してその方の個性や特性を知り自己理解を深めていきます。


一般的な就労移行支援事業所は就労後の定着支援が半年間となっていますが、
ココ・カラ・フルでは半年に関わらずそれ以降もずっと就労のサポートをしていきます。
企業に対して専門的な知識をお伝えし継続的な環境整備のアドバイスを行うとともに
利用者の方に対してもモチベーション維持やストレスの発散などに取り組めるよう進めていきます。

就職したら一人…というわけではなく、いつでも相談することが出来ます。
一人で抱え込まずにいられますので、安心してください。

就労に関して不安のある方や、就労を考えている方など、気になる方はぜひご連絡ください。
皆様のご連絡をお待ちしております。

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